書評:自分の仕事をつくる

自分の仕事をつくる
自分の仕事をつくる
晶文社 2003-10-01
売り上げランキング : 64336

おすすめ平均 star
starこんな働き方もある
starいいモノを作っている人は、働き方が違う
star気持ちが荒れそうになると、読み直します

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最近BOOKOFFで本をガンガン処分していたのですが、計算待ちの間に欲しい本がないかなーと思って色々と見ているときに目に止まった本です。目次パラパラ、中身パラパラ。即決!買う!!

日曜日に本を読み出して、さきほど読み終わりました。うーん、仕事とはっていうことを本当に考えさせられる内容でした。人間は意味を食べる生き物とか、矛盾のない仕事とか、心に刺さる言葉が多かったですねー。効率重視の中で、個性を出そうとあがくよりも、何かに没頭した結果、個性が出ていた。この没頭していること自体は非効率なことだったとか、そういう事例って一杯あると思う。型にあてはめるフレームワーク型の思考・ルーチン化も生産的に生きる上で大事ではあると思うけれど、その結果どうなったか?無駄なものを付けて無理やり再生産を行っている、この歪んだ世の中。

妥協によって生まれたモノに囲まれているから、貧しい感覚のままでモノで満たされない。豊かな感覚を手に入れようとまたモノを買い…。だから、iPhoneやiPadが飛ぶように売れていくのだろうなと感じた。Appleの製品には、その時点での妥協というものは感じられない。そこに多くの人が共感し、信者が生まれるのだろうと思う。

かたや自分はというと、生産性という大義名分を隠れ蓑に、物事に没頭していない(まぁ、ある意味、させてもらえない)のではないだろうか?もちろん会社では利益を出さなければならないので生産性の向上は必要不可欠ではあるが、生産方法も確立していない状態で『生産性!生産性!』と叫ばれても困る。生産方法が確立したあとに、生産性を高める方法を考えるほうが生産性があるんじゃないだろうか?
エンジニアの時間管理術のほうでもあったが、自動化するためには手動でやる方法を確立するところから始まる。うまくやる方法を確立してから、それを自動化しないと、速くガラクタを作る方法を作ってしまうことになりかねない。

職種の枠を超えて共感できる話っていうのは、やはり良心に語りかけるというか、人々の感覚・感性に重点を置いているなと思う。デザインなんてくそくらえってな感じで書かれているとすがすがしく感じる。なんでこんな風に書かれているかっていうと、デザインのためのデザインをしていて、それで満足してしまっている人たちが多くなっているからだろう。

効率重視のあまりに失敗を恐れるようになってしまい、チャレンジ精神を失ってしまったことが度々ある。しかし、こういういい本に出会うと、自分は失敗を恐れているんじゃないか?と自問自答する機会になり、再び前に進めるようになる。

結局のところ、課題をクリアーしていく唯一の方法は、何度も失敗を重ねることしかない。ほかに方法はありません。

これを忘れてはならない。そして、馬鹿になることの大切さも。

何度も読み返すと思われる本でした。


自宅サーバにUSBファンをつけた

サーバがフリーズしていた原因はどうもメモリのようでした。1GBx2のうち1枚にメモリエラーが発覚。まぁわかっていたんですが、windows memory diagnosticで一応チェックかけたときに出なかったんで、「あれ?出ない?いけるかな?」と思っていたのですが、1日に1度くらいの頻度で必ずフリーズするから、memtest86+でチェックかけてみたら10分もせずにエラーが見つかりました。おのれ…。

でもメモリチェック中にも画面が乱れてフリーズしたので、どうも熱も危なさそうだなーと。ファンレスモデルを謳っているけれど、ケース内のエアフローはやっぱり必要なんだろうなぁと認識。でもAtom D510MOのCPUヒートシンクとケースAOpen S110の隙間は10mm程度。つまり、ほとんどない。だからUSB接続の扇風機あったらそれを買って自分で自分を冷まさせようと思っていたのですが、土日にアプライドに行ったら適当なものがなかったので断念。ネットで調べたら、その隙間に厚さ10mmのCPUファンを入れている人がいたので、自分もそのようにしようかなと思ったのですが、PCデポに行ってもその大きさのファンは4cmモデルだけだったので、当分の間は扇風機回してネットでファンを買うかなーと思っていたら、見つけましたよ!USB接続のファンを。

どこでもマグネットせんぷうき

80mmのファンで静音設計で、ダイヤルで風量調節が可能。しかもファンの方向が360度回転するということもあって、購入決定!まぁCPU側にそのまま寝かすように使う気満々ですが。早速家に帰って回してみたら、それなりに風がきたのでOK。USB接続してケースの上にドーンと置いてやりました。

自宅サーバ上に置いたUSB接続ファン

静音というだけあって音も本当に静かで、何の問題もありません。ケースのサイドから風が漏れてくるので、エアフローとしても十分で中身を冷やしてくれている模様。これからはずっと安定して動いてほしいものです!

シグマAPO USB扇風機 ブラック UMF01BK
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シグマA.P.Oシステム販売 2009-06-19
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おすすめ平均 star
starとても満足しています。
starそれなり
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Postfix & procmail root宛のメールが届かない件

自宅サーバが結構な頻度で落ちる…。原因は未だ不明。手動で電源を落として再起動させているので不安が募る。4時頃に落ちるから、cronの関係で負荷が上がった時にハングアップするんだろうか?でも24時間扇風機当ててるのになぁ。

今日はPostfix & procmailでroot宛のメールが届かない件について。root宛のメールがエラーで全く届いていないことがmaillogより発覚。以下のようなログが出続けていた。

May 15 10:37:44 master postfix/local[4897]: C461E27500D8: to=<root@********.net &rt;, relay=local, delay=0.59, delays=0.56/0.01/0/0.02, dsn=5.2.0, status=bounced (can’t create user output file. Command output: procmail: Couldn’t create “/var/mail/nobody” procmail: Couldn’t chdir to “//Maildir” procmail: Error while writing to “./.procmail.log” procmail: Unable to treat as directory “./new” procmail: Skipped “.” )

rootディレクトリ直下にはちゃんとMaildirディレクトリも作ってあるのだけれど、何故かわからないまま色々と調べていたら、本家サイトのFAQにこのように書いてあった。

http://www.postfix.org/faq.html

Root’s mail is delivered to nobody
If you use procmail (or some other command) for local mail delivery, Postfix will not deliver mail as root. Instead, Postfix runs procmail (or whatever) as nobody. Perhaps some day Wietse will trust Postfix enough to run external commands as root.

Solution: just like you’re not supposed to log in as root (except for unusual conditions), you’re not supposed to receive mail as root.

* Create a mail alias for root that forwards mail to a real user.

/etc/aliases:
root: you

* Execute the command newaliases whenever you change the alias database.

On some systems the alias database is not in /etc/aliases. To find out the location for your system, execute the command postconf alias_maps.

procmail使ってると、Postfixはroot宛のメールはnobodyに送るよ。リアルなユーザを作ってroot宛のメールをaliasで転送するようにしてねって書いてあると判断した。/etc/aliasesをエディタで開いて、最後の行に以下を追加した。real_userは適当に変えてください。

root: real_user

その後、newaliasesコマンドを使ってエイリアス情報を上書きする。
試しにgmailからroot宛にメールを送ったらreal_userに対してメールが配信されていた。とりあえずOKとする。


yumでphpMyAdminを入れる

yumでphpMyAdminをインストールすることができる。
方法は、rpmforgeのリポジトリを使えばよい。

x86の場合、以下を実行する。

rpm -Uhv http://apt.sw.be/redhat/el5/en/x86_64/rpmforge/RPMS//rpmforge-release-0.3.6-1.el5.rf.x86_64.rpm

その後は/etc/yum.repos.d/rpmforge.repoでenable=1に変更した上で

yum install phpMyAdmin

を実行すればよいはず。

これをすると、/usr/share/phpmyadminにインストールされるうえに、/etc/httpd/conf.dの中にphpmyadmin.confが自動的にできるので、非常に楽。