中国電力のファミリープラン1と電化styleコースを比較してみた

うちの妻から、中国電力から平成28年4月から新しいプランが出て、今のプランにはそれ以降変更できないらしい。どっちがお得だろうか?という相談を受けたので、昨年の電気使用量を元に比較するためのスプレッドシートを作ってみました。ガチでうちの電気料金を公開することになりますが、どれくらい変わるのかが、皆さんにも分かればいいかなぁと思うので、公開します。

ちなみに比較するプランは、我が家で契約中の中国電力のファミリープラン1と、新しくできる電化styleコースです。うちは電化住宅なので、それが新プランで最もお得になるコースだと思ったからです。

まず結論

結論から書きますと、我が家の場合ですが、電化スタイルコースに変えますと、年間約2万円近く値上がりすることになりそうでした。あくまでも試算ですが。また、たぶん休日は安いので、おそらく値上がりは1万円程度じゃないかなーという予想はしていますが、それでも上がるという予想に変わりはないので、もし夜間電力を多く使っているご家庭の皆さんは、ファミリープラン1のままのほうがいいんじゃないかと思います。我が家はとりあえずプラン変更しません!

それぞれのプランについて

まずはそれぞれのプランの特徴について考察してみました。

ファミリープラン1(平成28年3月まで加入OK)
平成28年4月から加入できなくなる、ファミリープラン1についてですが、こちらはファミリータイムとナイトタイムの電気料金が低めに設定されているぶん、デイタイムの電気代が高い、というプランです。

特に、ナイトタイム(23時〜8時)は1kWhあたり10.02円で、通常の1/3という価格です。
ただし、時間に縛られるので、家電の予約機能を上手く使いこなさないといけません。

参考:中国電力:ファミリータイム〔プランI〕

電化styleコース(平成28年4月より開始)
新しいプランの電化スタイルコースについてですが、こちらは、デイタイムとナイトタイム、そして土日のホリデータイムがあり、ホリデータイムは一日中ナイトタイムと同一料金という設定です。

基本料金はファミリープラン1に比べて500円ほど安いので、お得に見えます。

ファミリープランにあった、ファミリータイムという家事をよく行うであろう時間帯の概念がなくなり、9〜21時のデイタイム、21〜9時のナイトタイムというシンプルな考え方になっています。
安く電気を使えるナイトタイムは21〜9時という12時間になった反面、1kWhあたり14.54円と、1.45倍の値上がりと言えます。
ただし、休日は1日中安い料金になるので、時間と電気代を気にすることなく家事に取り組むことができます。例えば、電気料金が高くなりがちな洗濯・乾燥を土日にすれば、時間の使い方に幅が出てきますね。

参考:中国電力:電化styleコース

計算結果

計算結果ですが、Google Spreadsheetで計算したので、公開しておきます。
シート名が料金プランになっています。

我が家の中国電力のプラン比較のGoogle Spreadsheetはこちら。

電化styleコースには、ファミリータイムはないのですが、比較のために無理矢理計算しました。
仮のファミリータイムをナイトタイム(3時間)とデイタイム(5時間)に分けて、比率を掛けることで平均単価をだしました。

仮のファミリータイムの単価:(14.54*3/8)+(30.06*5/8) = 24.24円

ただ、結論のところにも書きましたが、この計算結果はホリデータイムの料金分安くなることを考慮していないので、2万円も高くなることはないと思います。

我が家特有の事情

うちは、夜間電力で暖房を賄うために蓄熱暖房(ユニデール)を使っているので、冬季は夜間電力の利用料がかなり多くなります。例えば、2月(実際には1月の利用分)は夜間電力を1,287kWh使っていますが、8月(実際には7月の利用分)だと181kWhしか使っていません(その代わり冷房のためにデイタイムが増えていますが…)。
夜間電力の増加分が、灯油代みたいなものだと思ってもらえたらいいかと思います。
また、オール電化で、エコキュート(電気給湯器)を使っており、これもまた夜間電力でお湯を沸かしています。

そういう意味では、ガスを利用している家ではあまり、参考にならないかもしれませんが、うちと同様に夜間電力で蓄電したり、蓄熱暖房を使ったりしている家では参考になるかなと思います。


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