書評:まずは親を超えなさい

まずは親を超えなさい!~最新の脳科学と認知心理学を基にした自己実現プログラムTPIE公式ブック~
まずは親を超えなさい!~最新の脳科学と認知心理学を基にした自己実現プログラムTPIE公式ブック~
フォレスト出版 2009-07-07
売り上げランキング : 336

おすすめ平均 star
star親を超えることが最高の親孝行☆
starいい本だと思う。
starウルトラ前向き思考

Amazonで詳しく見る by G-Tools

最近、Dr.苫米地の本にハマっている。
洗脳という言葉が本の表紙に書かれているため、あまりに胡散臭く感じて今まで手にとっていなかったのを後悔するほど、よい内容の本が多い。さすがは超天才だ。
苫米地先生はオウム真理教信者の脱洗脳を行った方で、認知脳科学・機能脳科学者であり、プログラマーでもある。

今までの自己啓発本は、潜在意識に訴えかけるようにして云々というのが多く、なんとなく胡散臭くも感じるのだが(といいつつ俺はめっちゃ信じてるんだけど)、それを苫米地先生は脳科学のアプローチで解説してくれているので納得しやすい。苫米地先生の本を読んだ後に、他の本を読むと、著者が言いたかったことがよりわかりやすく感じるのではないかと思う。

で、まあこの本のタイトルである、「まずは親を超えなさい」というのはどういうことかというと、親はあなたを一番最初に洗脳する人だと。親の価値観や振る舞いを引きずっているのだと。別に親が悪いという意味ではなく。親は自分から見れば祖父母に洗脳されているというのが成り立つわけなので。まずはそれを認知しろということですね。なんでそんなことを言うかというと、親によって自分自身の価値観がある程度決定され、自分で気付かない間に自分の可能性を制限してしまうと。

さらに畳み掛けると、親・先生・友達・恋人は善意のドリームキラーの可能性が高い。ドリームキラーって何?って簡単にいうと、「お前には無理だよ」っていう人たち。善意のドリームキラーは、「お前のために良かれと思って言ってるんだよ。やめときなさい」という人たち。うーん、こういうのはものすごく見に覚えがある人は多いんじゃないかなと思う。俺もそうだし、俺自身が他人のドリームキラーになっているときも、絶対にあったし…。

誰の話を聞くか?というところが重要で、潜在意識も周囲の人たちも現状維持させようとするので(昨日安全だったんだから今日も安全だろうということ)、善意のドリームキラーだと思える話には耳を貸さないほうがいい。これは誰の話も聞くなってことじゃなくて、ネガティブなのは放っておけということ。あと、これを知ったら自分はドリームキラーにならないように注意できるということ。これもまた重要ですね!

それにしても未来の記憶を作るとか、効果的なアファメーションの方法とか、高いゴールを設定する理由や注意点など、読み応え抜群です。他にも色々読んでるんですが、この本が自分にとってわかりやすかったので、初めて苫米地先生の本を読まれるのであれば、これがいいのではないかと思います。


タグ | パーマリンク.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です