今日のTVタックルは麻生太郎元総理がゲストだったので、どんなことを言うのだろうかと思って楽しみにしてみていたのだが、見ていて思ったのは、総理になったタイミングが悪かったんだなということだった。最近になって麻生政権で行ってきた景気対策が効果を出してきているし、言っていることは至極まともだなぁと思えた。つまりは、当時はリーマンショックの影響を受けてもっとも景気が悪かった頃だったから、国民感情が政権が悪いともなっていたし、単なるばらまきに感じるかのようにマスコミに報道されまくっていたせいで、まともな判断ができなくなっていたのではないだろうか?
定額給付金は自分的にはいただけない政策だったとは思うけれど、それ以外の政策、高速休日1,000円やエコカー減税、家電のエコポイント、あとはソーラーパネルの補助とかもだろうか、確実にいい影響になっている(景気対策という意味では)。今日見ていて、衆院選で自民がかろうじて勝って麻生政権が続いていたら、日本はもっと回復していたんじゃないかと思ってしまった。思ってしまったと書いたのは、俺は自民に票を入れなかったからなのだが…。
自民と民主のいい部分を取って政策運営されていたらいいのになぁと強く思う。現政権の事業仕分けは評価できると思うし、その他水俣病の件とか、年金の件とかは民主のほうが頑張っているように見える。
今一番もめている沖縄の基地移設問題について、麻生さんは「政権もアメリカも地元も一致していたのに、政権交代したら変わってしまって、その変わった理由について現政権は語っていない」と言っていた。これには驚いた。まぁこの問題には詳しくないんけど、決まっていたのになんで変えたのだろうか?前政権の決定事項の全面的見直しということだからなのだろうが。
そこまで言って委員会に森元首相が出ていたときも面白かったが、麻生さんも面白かった。今日は麻生さんを見直した。解散を先延ばしにしたのではなく、景気対策に本気だったというのに真の政治家を感じさせられた。短期政権だったのに、効果のある景気対策をちゃんと打っていて、政権交代後に評価されるなんて、本当に運がなかったよなぁ〜と思った。
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