昨日書いた件の続き。XenにP2Vした開発用サーバのハードディスク容量を2倍にしたいというのが目的。昨日はそれをやったつもりが、うまくいかずにコケてしまい、カーネルパニックになって俺もパニックになったというところまででした。まぁ、仮想環境でよかったよ…。現行は未だにPで動いてるので、問題無し。
さて、P2Vをした後にハードディスクを追加してLVMで既存のパーティションの容量を増やす手順。参考にしたのは、SoftwareDesignの総集編DVDで「LVM」で検索したら出てきた2008年6月号の記事『システムトラブル一刀両断』の44ページのHDDの空き容量が無くなったときの【一刀両断】です。
—- Domain-0での作業 ここから —-
- /etc/xen/developのdisk部分を編集(開発用サーバなのでdevelopと命名)
develop_hda.imgは物理サーバからddで取得したディスクイメージ。
develop_hdb.imgは新しく増設する用の仮想ハードディスク。disk = [ "file:/var/lib/xen/images/develop_hda.img,hda,w", "file:/var/lib/xen/images/develop_hdb.img,hdb,w" ]
- 次に、実際にdevelop_hdb.imgを作る。増設する容量は40GBほど。
dd if=/dev/zero of=/var/lib/xen/images/develop_hdb.img bs=1M count=40960
- そして、Domain-Uであるdevelopを起動する
xm create develop
—- Domain-0での作業 ここまで —-
—- Domain-Uでの作業 ここから —-
- ちゃんと/dev/hdbを認識しているか確認する。
fdisk -l
- 既存のボリュームグループを確認する。
vgscan
確認した結果、VolGroup00だったとする。
- 物理ボリュームを作成する。
pvcreate /dev/hdb
- ボリュームグループに物理ボリュームを追加する。
vgextend VolGroup00 /dev/hdb
- ボリュームグループが増えているか「Free PE / Size」を確認する。
vgdisplay
- 論理ボリュームを拡張する。
****(数字)にはFree PE/ SizeのPEの値を入力する。lvextend --extents=+****(数字) /dev/VolGroup00/LogVol00
- ファイルシステムがext3のときは拡張する。
resize2fs /dev/mapper/VolGroup00-LogVol00
- 実際に増えているかどうか確認する。
df -h
- 再起動しても大丈夫かどうか確認する。
shutdown -r now
—- Domain-Uでの作業 ここまで —-
今回は再起動しても大丈夫だった。hdbにしたからなのだろうか?
それとも前回は単なるオペレーションミスだったのだろうか?
まぁそうだろうなぁと思うけど。