また見積もりを依頼されている。今度はXoopsを使ったサイトのアップグレードらしいのだが、とりあえずXoopsのバージョンが古すぎるので、まずそこらへんから調べて、更新できる筋道を見つけてからという話になりそうである。
それを調べようかなと思っていたら、講習で使うPCのセットアップの手伝いを依頼された。
対象は数十台あるのだが、期日までに間に合わないペースらしいので、人海戦術でセットアップしてしまいたいということらしい。話を聞くと、1台のセットアップあたりの金額が激安。最初は1人が2台同時にセットアップして2時間程度という話だったらしいのだが、実際は1人が2台同時にセットアップして4時間くらいかかることが判明。どうも見積もりが時間的・金額的に甘かったらしい。
そんな中、今日は俺が3台セットアップしたんだけど、俺が一番多かったにもかかわらず、時給換算すると、どう考えても赤字。他のプログラマも2台とかだから、俺よりも赤字。1台しかできてない人もいたので、大赤字。その1台しかできていない人が、申し訳ないと思ったのか、残業してもう1台やるような雰囲気を醸し出していたので、止めた。
俺:「Aさんが残業してこれをセットアップしたら、うちの会社の赤字がさらに激しくなるので、残業はやめてください。」
Aさん:「そうなんですか?これって1台どれくらい(の利益)なんですか?」
俺:「????円らしいっすよ。Aさんが残業したら、それだけで赤字ですから。俺が今日やった3台でも赤字です」
Aさん:「えぇ~!!(驚)」
俺:「納期が明日なら、残業してでもという話ですが、そうでもないので。明日また頑張りましょう」
うちらに依頼してくる人たちが見積もりについてちゃんと責任を持っているんなら、いいんだけど、そういう話ってあんまり聞かないから、いつもひどい作業をやらされている気分になってしまう。IT土方だよなと。まあ頭の中でゲーム化して、俺としてはバリバリとやってたけど、見積もった人の説明責任は果たしてもらいたいよなぁ~…。みんな結構萎え気味だったからな。