ITmediaで宮崎駿さんのインタビュー記事を読んだ。
結構前のインタビューだけど。
ガンダムの富野由悠季さんの記事も読んでるんだが、
二人の記事はある意味似ていて、ある意味相反する。それはまあここでは別の話。
宮崎駿さんのインタビュー記事。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0811/27/news004.html
自分の仕事と相反するものであるが、世の中がバーチャルなものに溢れすぎて現実とバーチャルのバランスが崩れ、子どもたちから力を奪い取ってしまっているということを言われていた。これは、子どもに限らず大人にも言えることではないかと思う。
バーチャルに触れる時間があまりにも早すぎる上に、長過ぎる。
そして、現在の子どものコミュニケーションの話題はバーチャルなことに重点が置かれると思われるため(メールやネットやアニメやゲームなど…)、リアルが成熟する前にリアルを知ったつもりになってしまうんかな。答えを急ぎすぎる傾向があるし、まぁ、それは俺にも言える事…。
生産よりも消費するほうが多く、生産することへの憧れではなく、消費することへの憧れが大きいために、全体的なモチベーションの低下が社会を覆っているのではないかと危惧していた。たしかに消費することのほうが情報も多いし、消費を促すためにはという情報に踊らされていると思う。
懐古趣味かもしれないが、情報が少なかったときは、こんなに情報のことを気にする必要もなくて、いい時代だったと思う。気にしなくても地球は回るし、明日はやってくる。生存に影響があるほどでもないのだけど、情報が大事ということが騒がれるようになって、情報に振り回され、情報の取捨選択だけで一日が過ぎているような気がする。そこに、生きているという実感はあるのか?
自分自身、情報消費者になってしまっている。
消費よりも、生産を増やせるように意識していきたい。