書評:ハイパフォーマンスWebサイト

今、自分が仕事でやっているサイトは比較的大規模なサイトなので、パフォーマンス改善がよく課題に上がります。今でもDBのパフォーマンスをよくするためにチューニングするとか、SQLを見直せばとか、javascriptのイベントを減らせばとか、もっとキャッシュを利用するようにすればとか、ま〜色々と出てくるのです。

しかしそんな状態で今はフロントエンドのほうではなく、やや特殊な仕事を任せられてるので、私は全然パフォーマンス改善に貢献できてないのですが(案は出すけど)、貢献できていないとなおさら気になるというか…。まあ、自分もWebサービスを公開したらやっぱりパフォーマンスは気になるというのもあるし(ちなみにいまだにユーザが1桁しかいないのが悲しい(T_T))、久々にオライリー本を買ってみました。BLOG HACKSぶりかな?

ハイパフォーマンスWebサイト ―高速サイトを実現する14のルール
ハイパフォーマンスWebサイト ―高速サイトを実現する14のルール 武舎 広幸 福地 太郎 武舎 るみ

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まだ全部は読んでないんだけど、この本は薄いくせにめっちゃ役に立ちそう。著者はYahooのフロントエンドのパフォーマンス改善を担当としていた人で、その方法論が詳細に記述されています。普通はサーバサイド側の処理の軽量化にどうしても目がいってしまいがちです。しかし、ダウンロードしてからの画面レンダリングに処理の8割が割かれているのです。その8割部分のパフォーマンスを改善するほうがユーザのストレス軽減に関して効果は劇的だということが書かれてます。

いや〜、javascriptを軽くするために頑張ればいいというくらいは考えていたけれど、この本を読んだら目からウロコ。全然知らなかった軽量化術が書かれてました。しかも、基本的にプログラマもしくはWebデザイナーであれば簡単にできる処理が多いッス。サーバサイドの処理や構成を修正しようとしたら数ヶ月単位の仕事になるけれど、この本に書かれてる簡単な項目修正であれば1時間もかからないです。もちろん込み入ったことをすれば数日はかかるでしょうが、それでも数日です。時間とパフォーマンスの費用対効果を考えたら、即効性があり簡単な、この本に書かれていることを実行していけばよいのではないでしょうか?サーバサイドの修正はその後でもいいかと。最終的にはサーバサイドの修正になってくるでしょうけどね。


タグ CSS, JavaScript, PHP, | パーマリンク.

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