有給休暇を取って、金曜日に徳島県で行われたAndroidセミナーを聞きに行ってきました。また、土曜日のオープンセミナーにも参加してきました。あと、に本Androidの会 女子部によるAndroid Touch & Try!にも参加しました。これが最初。
Android Touch & try!は、日本Androidの会 女子部のmorihimeさんが講師となって、Xperiaを体験してもらおうという感じの会でした。時間が1時間しかなかったので、かなーりはしょった説明になっていましたが、まぁ仕方ない事だと思います。1時間じゃわかりにくいよなぁ〜。実際、初めてXperia触ってる人は、どーなってるの???という感じになってました。やっぱりAndroidはITリテラシーが高くないと使えないのか?うーむ…、まぁ慣れの問題だろうと思いますけど。
twitterをよく使うユーザはTimeScapeを使ったりとかしたら、面白かったのかもしれないんですけどねー。単に電話として使うだけなら、確実に一般ケータイのほうがいいだろうと思いますし。ネットとの親和性を体感してもらうには1時間は短過ぎる!あとはBumpやってもらうとかー。
そして、金曜日のAndroidセミナーの内容は、
- 「なぜ?Androidが注目されているのか?」
日本Androidの会 四国支部 支部長 兼久さんの講義 - 「ドコモのスマートフォン戦略」
NTTドコモ スマートフォン事業推進部 技術推進担当部長 武田さんの講義 - 「Androidの現在とメディアの未来」
日本Androidの会の会長の丸山先生の講義
の3本でした。
最初の兼久さんの講義は、まずAndroidとはなんぞや?を説明するところから始まり、Androidの会の活動状況や、活動内容などを説明されていました。その後、Androidの組込みに関する話。Androidはオープンソースになっているので、欲しい機能だけを切り出してカスタマイズすることで容量を減らすことが可能。OESF Market Projectによる独自のマーケット構築に関する話を聞きました。アプリの販売というだけでなく、Android端末に対する物販サイト(サイトではない?)が簡単にできるという話でした。サーバを構築するだけでよいのならば、それほどハードルが高い訳ではなさそうでした。試しにやってみたいところです。
次に、武田さんの講義、ドコモのスマートフォン戦略についてでしたが、ドコモの今までと現状、そしてこれからの戦略について非常に面白く講義していただきました。
ドコモはそもそも通信屋であり、AppleやGoogleとは違う事業形態である。
Appleは端末を出すだけで自分たちのコンテンツ販売網にユーザを囲い込むことができる(AppStore)。
Googleは広告配信がメインだから、OSを無料で提供しても広告配信される端末数が増えれば(携帯端末に限らず、テレビやカーナビなど)、広告料金が見込めるようになる。
ドコモが行っていたコンテンツ課金に対して、Apple、Googleが行っている戦略は非常にやりにくい相手。総務省の販売奨励金のゴタゴタもあり、携帯端末販売数の成長は鈍化し、音声通信の量も減ってきたが、データ通信は成長していた。そこでスマートフォンに力をいれることにした。スマートフォンは大飯喰らい(通信頻度が多く帯域を多く使う)ではあるが、データ通信による収入増を狙うにはよい。また、従来のAndroid Marketは混沌としているので、情報を整理してユーザに提供することでコンテンツ課金を狙いたいという内容だったと記憶しています。
また、Xperiaのエクレア化(2.1化)は現在やっている最中なのでしばらくお待ちくださいとのことでした。
この講義の後、GalaxySとGalaxyTABを触らせてもらいました。
GalaxySはiPhoneを完全に意識した作りになっていました。ホームアプリのUIが、当たり前だけどHTCのUIとも違うし、普通のAndroidのUIとも違ったので、結構戸惑いましたが、構えば構うほど、iPhoneぽいUIだなーと。短時間だったので、全部わかったわけではないですが、Desireのほうが完成度高い気がしました…。まぁまだGalaxySは発売されてませんからね!もうすぐですけど。
GalaxyTABは、見た目は若干しょぼそうな感じでしたが、操作性と軽さはとてもよかったです!あれは売れるんじゃないかな〜。7インチは結構いいサイズですね。片手で持って疲れないサイズ。iPadは重過ぎて片手だと疲れるってよい言いますしね。iPadは少ししか試したことありませんが、自分もそう思います。
最後に、丸山先生の講義でした。
ムーアの法則が効いてて、昔のスパコンが今じゃ手のひらの上の携帯端末になっている。つまり、地球上には50億台のスパコンがあるようなものだと。そして、インターネットとその上に乗っかるプラットフォームによって(twitter, facebook, zynga, ebayなど)情報の爆発が起こり毎日大量のデータがやりとりされ、そのデータをさばくためには、こちら側も従来と同じ手法ではできない。そこでクラウドによるスケールアウトとなる。
また、エンタープライズシステムよりも、コンシューマ向けのWebシステムのほうが規模も情報量も大きく、技術的にも大変(ここ、個人的に重要だと思う!)。これらは巨大なシステムで、毎日何億人というユーザをさばいている。こんなことは今までなかった事態。
(ここら辺より途中から睡魔に襲われ、記憶が断片化しました…。すみません…。)
企業によるネットの制限が厳しく、企業が家庭に負けている。例えば、USBメモリ使えない、DropBoxやSkyDrive使えない、SNSにアクセスできない等など…。こういうことを続けていれば、確実にどこかで代償を払うようになるだろう。とまぁ、Androidというよりはクラウドの話になってしまったけれど、AndroidはPCでできることほとんどをできる端末。例えばさっきのDropBoxやEverNoteなどもAndroidで全て扱える。そしてさきほど紹介したクラウドとの親和性が高く、これから爆発的に普及していくのではと思います。
というような内容だったかと思います(途中、脚色しているかも…記憶が曖昧…)
その後の懇親会に参加したのですが、DoCoMoの方や丸山先生、Android女子部の方々と交流できてとてもよかったです!!morihimeさんにBatteryCrystalを見せたら、食いついてくれて、「これ(Andronaviで)レビュー書きたいわー!!」と言ってくれたので超期待して待っておきます!!(ただし、音声エディタはアイコンで損してるって言われた…)
土曜日のオープンセミナーについては次回書きます。