Ruby: The RSpec Bookを写経中

テストに関する本はないのかなー?と思っていたら、あったので、買ってみた。その名もThe RSpec Book。しかし、前書きからとんでもない始まり方をする。

「まんまと引っかかりましたね。(中略)本書はRSpecの本ではありません。」

えぇー!!と思ったのだが、前書きを読めば読むほど面白そうな内容であった。パラパラとつまみ読みをする本というよりも、ガッツリと写経するべき本だなと直感した。そして現在、写経中。78ページまで進んだ。

100ページにも到達していないのだが、多くの気付きがあった。
この本はBDDを体験するため本である。ユーザーストーリーを考え、それをCucumberに落とし込む。そしてエラーが起きた部分のロジックをRSpecで検証しながら進むという感じ。CucumberとRSpecが、同時並行的に補い合いつつプロダクトを完成させていく体験ができる。と感じている。

現在の仕事でも、RSpecとCucumberは使っているのだが、使い方というかアプローチが違って、「アプローチ的にはおそらくこれが普通なんだろう」と思っていたので正直目からウロコが落ちるような感じである。もちろん、テストをちゃんとしているという点で、今のプロジェクトはすごいと思うが。まぁ同じツールを使っているので、やっていることはほぼ同じだが、アプローチが違うだけでこうも印象が違うもんかと。

平たく言うと、今のプロジェクトはBDDではないから(後でテストを書く)、どうしてもプログラマーが書く感じのテストになってしまう(仕様がわかっているからこそ書けるテスト、とでもいうか)。もちろんあるだけ素晴らしいんだけども。

また、途中からプロジェクトに参加したため、RSpecとCucumberに対する認識が浅かったので、一からCucumberのstep_definitionsを書いていくのとかがすごい新鮮であるというのがある(テスト結果がコピペ用のコードを書いてくれてるのとか知らなかった)。

そういう細かな点や、テストがこうなるのでこうしましょうという説明がかなり丁寧に書かれているので、躓くことがあんまりない。あるとしたら、コード内の英語を読むのくらいじゃないだろうか?

写経でアジャイルを経験できる本でもあるので、そういう意味でもいい本だなと思う。アジャイルサムライを読んだ後に取り組むとよさげ。また、写経すればいいだけなので、Ruby以外のプログラマにとってもすごくいい本だと思う。まぁRailsに特化している後半はどうかわからんけれども。ついでにRuby好きになってくれればw



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