GAEの勉強をGAE本を読みながらしているのだけれど、なーんかうまいこと進まない。
だいたいの概念などはわかったんだけれど、なんかすっきりしないというか…。ちなみに読んでいるのはこれ。
物事が進むまでには突き抜けるための時間の投資が必要である事はわかっているのだけれど、さも単純そうなところで躓いてしまうと精神的に焦ってしまい、さらにテンパってしまう。これはよくない。とりあえず、地道に一度GAE本を終わらせてから…と思っていて、進めている行程をtwitterで呟いていたら、きしださん(@kis)から「JDOはやめとけ!Low Level API使う方がいい!」という主旨のアドバイスを頂いた。さらに、「GAEのデータストアを勉強したいんだったら僕の本読んでねw」というふうに言われたので、さっそく買ってきて読んだw。投資は惜しまないのだ。
いやー、この本はかなりいい!!GAEの本質(制限のあるリソース内でどう短く処理をするか)をズバッと説明しつつ、無駄と思われるJDOとJPAについてはデータの持ち方に無理が生じてくるという理由で一切の説明なし!その分、Low Level APIの説明を丁寧に行ってくれているので非常にすっきりとしつつも濃い内容です!しかもお安い!!普通のGAE for Java本って3,500円くらいが妥当なところを、この本は2,500円でおつりがくる。素晴らしい。
なにより、この本でよかったのはIDEをNetBeansに乗り換える決心をさせてくれたことです。「NetBeansいいよーっていう人はなんでいいっていうんだろう?Eclipseでいいやん!?」ってずっと思っていたのですが、GAEに関して言えば、NetBeansはめちゃくちゃ快適です(ただし、サンプルをこなしたりするレベルでしか使ってないです!)。コードアシストが強力で、ソースも見やすい。Eclipseよりもいいなぁと。
AndroidはEclipseでの開発なので、Eclipseでやりますが、GAEに関してはNetBeansでやろうと思いました。
あと、最初に紹介した本については、ダメだというわけではなく、自分に合わなかったというだけです。書き方自体はけっこうわかりやすいし、もともと準備されているJDOをメインにしている点も評価できるし、テンプレートエンジンVelocityを使って書いていくのもロジックとデザインを分離していくという点で、合点はいくのです。APIの説明も多いし。
たぶん、EclipseとNetBeansの手間の違いも影響してるんで、一概に本の問題ではないと思いますが、きしださんの本のほうが自分的には理論的で好きです。GAEはCPU時間を短くする必要があるからテンプレートエンジンを使うよりもJSPのほうがいいとか、JDOは重いうえにデータの持ち方に無理が生じるから、Low Level APIできちんと学んだほうがいいとか。
そのほうが自然と負荷も減らせるし、速いプログラムが組めますからね。
これらを学んだうえで、slim3を使うとさらによさげな気がします。
きしださんのNetBeansの本も欲しくなってきたな…。また余裕ができたら買おう。