自転車と通勤距離

自転車通勤のできる範囲

自転車通勤を始めようにも、自分の家から職場・学校までどれくらいの距離があるのでしょうか? 始める前に、自分の家から会社までの大体の距離を知っておきましょう。

距離を知るのは簡単です。MapFanWebなどの地図サイトで、だいたいの直線距離を見てみましょう(^_^) さて、どれくらいの距離があったでしょうか?5kmくらい?10kmでしょうか?私の場合は6km程度でした。

では距離がわかったあたりで、どれくらいの距離まで自転車通勤に適しているのでしょうか? 自転車で無理なく通える距離は、一般的にだいたい15kmくらいといわれています。 だいたい1時間以内で通勤できる距離を考えると、15kmが適当な基準として考えられるためです。

私の場合は6kmを平均18分くらいで通勤しています。山の上にあるので、上り坂がいい運動になります! 15kmとして考えると2.5倍なので、道にもよるので、大体35~50分程度という計算になりますね。 幅がありすぎ?まあここらへんは自転車の性能や信号・天候などに左右されますし、体力にも左右されるでしょう。

これはあくまで目安なので、もっと時間をかけてもかまわないということでしたら20kmくらいまでなら許容範囲だとおもいます。 ただ、通勤に時間をかけすぎると疲れてしまって本来の仕事に影響が出てしまうようでは元も子もないことを忘れずに…。

通勤距離と自転車タイプ

次に自転車の種類を見てみましょうか。 自転車通勤をするには自転車を知る必要がありますからね。 どういう自転車が通勤に向いているのでしょうか? 自転車によっては全然スピードや乗り心地が違うので、自分に合った自転車に巡り合うことが通勤を楽に、面白くしてくれるでしょう!!

ではどのような自転車があるのでしょうか?私の主観でこのように分類してみました(^_^;) 聞いたことのある自転車と、あまり耳にしない自転車とあると思いますが、だいたいこんな感じです。

車種特徴
1.マウンテンバイク山も走れるサスペンションのある自転車
2.ロードバイク一般道路を速く走れるプロっぽい自転車
3.クロスバイクマウンテンバイクとロードバイクの中間
4.コンフォートクロスマウンテンバイクとママチャリの中間
5.折り畳み自転車折り畳んで気軽に持ち運べる自転車
6.電動アシスト自転車バッテリーを積んだ自転車
7.MTBルック車なんちゃってマウンテンバイク
8.ママチャリ巷にありふれているカゴ付き自転車
1.マウンテンバイク(MTB)(中距離タイプ)

頑丈なフレームにサスペンションが付いて衝撃を吸収してくれる、山を走ることができる自転車。 もちろん市街地も走れます。いままでママチャリに乗っていた人にとっつきやすい自転車だと思います。 そして、本物のマウンテンバイクは快適そのもの!!後で紹介するMTBルック車とは訳が違います。

最近では低価格化も進みかなり安いものもありますが、あまりに安いMTBはルック車の可能性がありますので注意が必要です。

2.ロードバイク(ロードレーサー)(遠距離タイプ)

いわゆるスポーツ自転車の代表格。軽い車重・ドロップハンドル・細いタイヤ。 高速で走ることができるのはもう快適そのもの!!カッコよさは断然だと思いますが、初心者にはドロップハンドルに慣れるまで乗りにくいかもしれません。 ですが慣れたら快適そのものです!ちなみに舗装路専用なので悪路では乗れません!

最近はフラットバーロード(一文字のハンドルのロードバイク)も増えてきてますね。 ドロップハンドルではないぶん、価格が安く手頃な値段でロードバイクの快適さを楽しむことができます。

3.クロスバイク(MTBとロードの中間)(遠距離タイプ)

マウンテンバイクとロードバイクの中間的な存在がクロスバイクです。 自転車通勤には一番オススメな部類かもしれません。 その理由は、標準で泥除けがついているものが多いことと、舗装路を走りやすいことです。

MTBやロードのようなスポーツ車は泥除けをつけると、見た目がダサくなるんですが、クロスバイクだと違和感がありません。 値段も手頃ですし、通勤を始めるには最適だと思います。

4.コンフォートクロス(MTBとママチャリの中間)(中距離タイプ)

MTBとママチャリの中間と書きましたが、どちらかというと、女性向けクロスバイクというのが私の見方です。 泥除けも付いていることが多く、フレームも小さいものから揃っているので小柄な女性でも大丈夫だと思います。

見た目はママチャリが進化して変速機が付いた感じですが、ママチャリとは一味もふた味も違いますよ。 価格も手頃なものが多く、かわいいものが多いので女性にオススメですね。

5.折り畳み自転車(近距離タイプ)(交通機関と組み合わせ可)

文字通り、折り畳むことができる自転車です。 最近はよく街中で見かけますね。値段もママチャリより少し高いか、同じくらいのものが多く、小さいのでかわいい感じです。 通勤距離が遠い人には向きませんね。 交通機関と組み合わせて使うことができるのが利点です。 旅行に持って行ったりもできます。

休みに遠出して、帰りに交通機関を使うとか、活動的な方にオススメだと思います。

6.MTBルック車(中距離タイプ)

いわゆる、『なんちゃってMTB』です。 価格帯が4万円を切るものでホームセンターなどの量販店で売られているものが、だいたいそれに当たると思ってもらってよいでしょう。 サスペンションが付いていて、変速があって、一見マウンテンバイクなのですが、実際はまったくの別物です。

MTBルック車は「悪路は走らないでください」という注意書きがありますのですぐにわかります。 あと、本物のMTBに比べて見た目が非常に安っぽいです。

7.ママチャリ(近距離タイプ)

いわゆるママチャリです。ちょこっとした足に使うにはよいですが、スピードがでないので通勤用にはあまりオススメではありません。 家と勤務地がめちゃくちゃ近いならば話は別ですけどね。 ですが、このページを見てくださってるということは、ママチャリ以外の自転車に興味があるということだと思います(^_^) 思い切って、通勤用スペシャル自転車を買ってはいかがでしょうか? よい自転車との出会いは本当に人生を変える力があると思いますよ!?